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静岡市の北部、あさはた団地エリアにポツンと存在する「スーパー山金(やまきん)」は、創業51年の地域密着型スーパーです。破格の値段で並ぶ新鮮野菜、おいしい総菜、そして黄金色に輝く焼き芋など、魅力がいっぱいでした。
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道の駅のような充実の野菜コーナー
スーパー山金があるのは、新東名高速道路・新静岡ICから車で約5分。やまみちを下った先に突然現れるスーパーです。
スーパー山金の店頭に並ぶ野菜や果物の品ぞろえは、まるで道の駅のような充実ぶり。

さらに驚くのはその値段です。なんとダイコンは100円。
値札には「訳あってタイムサービス!」と赤い文字で書かれています。

このダイコンに一体なにがあったんですか?
スーパー山金 3代目・森大記さん:
お客さんに足を運んでもらって、喜んでもらいたいと思いまして
シンプルに「お客さんの笑顔が見たい」という気持ちの表れでした。

価格もさることながら、野菜の新鮮さや大きさも目を引きます。
スーパー山金の3代目・森大記さんは、毎朝市場に足を運び、時には複数の市場をチェックすることもあるそうです。

スーパー山金 3代目・森大記さん:
直接農家から仕入れているものもあります
しかし、最近の物価上昇は厳しい! そんな逆境でも努力し「ギリギリの戦い」をしているスーパー山金。

この日、キャベツは1玉350円。消費者にとっては「かなり善戦してくれている」レベルといって良いでしょう。
季節の味覚たっぷりの総菜コーナー
野菜だけでなく、総菜コーナーも大人気です。

季節の野菜を使ったかき揚げや天ぷらなど、店長自ら仕入れた自慢の野菜で作る総菜が並びます。
特に注目なのは、弁当のボリュームとお値段です。
シャケや揚げ物が入った「手作り弁当」は400円。

「お客さんに喜んでもらいたい」という思いから、驚くほどのボリュームでありながら、お手頃価格で提供されています。
黄金に輝く山金名物「焼き芋」
スーパー山金で長年愛される店長イチオシの商品が、黄金色に輝く「焼き芋(大) (1本250円)」です。
手に取って割ってみると、まさに「黄金」のお芋の断面が湯気を立てながら現れます。

食べた瞬間、口の中に濃厚な味と香り、そして甘さが拡がります。
店頭に置かれたドラム缶で焼き芋を焼いていたのは、2代目の森清貴さん。
1時間半かけてじっくりとお芋を焼き上げることが、おいしさの秘訣だそうです。

何種類かの芋を焼いては試食し、森店長のお眼鏡にかなったお芋だけが選ばれます。
この味でこのお値段、清貴さんは「仕事のついでだから」と腰が低いのですが、本当にお値打ちです。
常連は何を買っている?
常連のみなさんに、スーパー山金の魅力を聞いてみました。

常連客:
チラシに載っていなくても、突然安くなっていることがある。だからここへ来たくなる
常連客:
「チャーメン」という硬焼きそばに野菜のあんかけが乗ったものが大好きで、売っていたら絶対買います

買い物袋一杯に野菜を買い込んでいた常連さんの買い物袋には、なかなか売っていないセリや、「どーするんですか、こんな長さ」と言ってしまうほど立派なゴボウが入っていました。
「野菜が新鮮で安い」と満足顔です。

最後に大きなダイコンを抱えた常連さんに聞きました。あなたにとってスーパー山金とは?
常連客:
地元に密着というか、この団地になくてはならないお店じゃないかと思います

はい、名言頂きました!
毎週土曜は大盛況「野菜の詰め放題」
毎週土曜日には、野菜の詰め放題も実施されます。
破格の安さと品質の良さで、市内外からファンが集まり、大盛況となるそうです。

スーパー山金は地域に密着し、お客様の笑顔を第一に考える姿勢で51年もの間、愛され続けてきました。新鮮な野菜、おいしい総菜、そして心温まるサービスが、多くの人々を魅了し続けているのです。
チラシにないお得情報はインスタグラムのストーリーズで発信しているそうなので、お見逃しなく!

■店名 スーパー山金
■住所 静岡市葵区羽高町11-12
■営業時間 10:00~19:00
■定休 日
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